災害対策

ガスコンロに火がつかない!確認したい10個の原因と対処法

夕食の献立を決めて、いざ調理をしようと思ったら「ガスコンロの火がつかない!」ということがあります。今まで普通に使えていたガスコンロが急に使えなくなると、焦ってしまうことでしょう。

ガスコンロに火がつかない原因はもしかしたら故障かもしれませんが、そうでないことも多いです。ちょっとしたことで正常に動作することも多いのです。

何が原因で火がつかなくなるのか?どう対処したら良いのか?

ここではガスコンロに火がつかない時に確認したいチェックポイントと、その対処法についてお伝えしていきます。

【チェック①】ガスの元栓は開いているか?

まず最初に確認したいのが、ガスの元栓が開いているかどうかです。初歩的なことですが、同居している家族がガス栓を閉めてしまって、それに気付かず「ガスコンロがつかない!」という状況になっているケースもあります。

<<対処法>>

ガスの元栓を開いた状態にしましょう。

【チェック②】電池切れになっていないか?

ガスコンロの多くは乾電池で火花を起こしてガスに着火しますので、電池残量が無くなってくると着火しにくくなってきます。点火スイッチを押しても火花が出ない場合、乾電池が消耗してしている可能性があります。

<<対処法>>

使用中のガスコンロの取扱説明書に従い、電池を入れ替えましょう。お知らせサインや電池交換ランプなどが付いているコンロであれば、ランプが点滅・点灯していたらすぐに電池を取り替えるようにしましょう。

一般的に乾電池の寿命は1年程度。しばらく電池を変えていないなら、一度チェックしておきたい部分です。

【チェック③】ガスコンロの部品の汚れがあるか?

ガスコンロの部品が汚れていることで、ガスコンロの火がつかないことがあります。
例えば、温度センサーや点火プラグ付近の汚れはありませんか?温度センサーは火の消し忘れや焦げ付きなどに反応して、火を自動で消す安全装置です。付近が汚れていると、センサーが作動して火がつかなくなることも。

<<対処法>>

ガスコンロの部品の掃除をしましょう。布巾や歯ブラシを使って、汚れや燃えカスなどを取り除きましょう。掃除後は水分が残らないように、丁寧に拭きとることも忘れずに。

【チェック④】鍋やフライパンは置いてあるか?

最近のガスコンロは安全対策の1つとして、「何も置いていない状態だと、すぐに消えてしまう」という機能が備わっているものがあります。鍋なし検知機能付きガスコンロですね。この機能を理解していないために、「故障かも」と勘違いしてしまうケースもあります。

<<対処法>>

このタイプのガスコンロを使用しているのであれば、鍋やフライパンを置いてから着火を試みましょう。

【チェック⑤】チャイルドロックがかかってないか?

チャイルドロック機能付きのガスコンロを使用している場合、チャイルドロックをオンにしている可能性があります。

<<対処法>>

チャイルドロックを解除しましょう。スライド式かボタン式のチャイルドロック機能が多いです。各機種に合わせて解除してください。

【チェック⑥】バーナーキャップのズレや汚れ、濡れはないか?

バーナーキャップとは、ガスコンロの中央に取り付けられている「炎が出る部分のキャップ」のことです。バーナーキャップがズレていたり、汚れていると火がつかないことがあります。調理器具が濡れていると、バーナーキャップの安全装置が作動して火がつかないケースも。

<<対処法>>

バーナーキャップが抜いていたら拭き取りましょう。鍋やフライパンなど、調理器具の外側の水分もしっかり拭いてから火をつけましょう。

【チェック⑦】ガスコンロに合わない使い方をしていないか?

ガスコンロの機種によっては「焼き網を使用できない」「アルミ製の汁受け皿を使用できない」など、使用方法に制限があることも。知らずにそのような使い方をすることで、「ガスコンロの火がつかない」と勘違いしてしまうケースがあります。

<<対処法>>

一般的な鍋やフライパンで正常作動するかチェックしてみましょう。お使いのガスコンロの取扱説明書を確認し、正しい使い方をしましょう。

【チェック⑧】コードの折れやねじれ、ダメージはないか?

ガスコンロがなぜ着火できるかと言うと、ガス栓とガスコンロがコードで繋がれているからです。コードが折れ曲がっていたり、変にねじれていたり、ダメージがあるとガスが通りにくくなります。

<<対処法>>

ガスコンロのコードに異常がないか確認しましょう。折れやねじれがあれば、真っすぐな状態に直します。コンロの火で焦げたり、経年劣化していることもあるので、定期的に交換することをオススメします。

【チェック⑨】ガスメーターのガス栓が閉まってないか?

ガスコンロだけでなく、他のガス機器も使えない場合は、ガスメーターの栓が閉まっている可能性があります。ガスメーターには電気のブレーカーと似た機能があり、地震などの非常時に自動的にストップする仕組みになっています。

<<対処法>>

ガスメーターのガス栓を開いた状態にしましょう。玄関付近、建物の裏または側面であったり、屋外に設置されていることが多いです。ガスメーターのランプが点滅していたら、次の手順でガスメーターの復帰操作が必要になります。

1.ガス栓とすべてのガス機器を止めて周囲がガス臭くないか確認。
2.ガスメーターの復帰ボタンを押す。
3.3分ほど待機。(ガスメーターがガス設備に異常が無いかチェック中)
4.異常が無ければランプの点滅が消え、復帰。

【チェック⑩】ガスコンロの故障かも

上記の項目についてすべて問題がなかったのにガスコンロの火がつかない場合、ガスコンロ自体が故障している可能性があります。一般的には、ガスコンロの寿命は10年ほどとされています。

<<対処法>>

修理依頼をする、または新しいガスコンロの購入を検討しましょう。

まとめ

以上、ガスコンロの火がつかなくなる原因や、対処法についてお伝えしました。

①ガスの元栓は開いているか?
②電池切れになっていないか?
③ガスコンロの部品の汚れがあるか?
④鍋やフライパンは置いてあるか?
⑤チャイルドロックがかかってないか?
⑥バーナーキャップのズレや汚れ、濡れはないか?
⑦ガスコンロに合わない使い方をしていないか?
⑧コードの折れやねじれ、ダメージはないか?
⑨ガスメーターのガス栓が閉まってないか?
⑩ガスコンロの故障かも

ということでしたね。

ガスコンロの火がつかないと焦ってしまう方もいるかと思いますが、落ち着いて1つ1つチェックポイントを確認し、原因を明確にして対処していきましょう。

対処法がわからない場合には、お住まいの地域のガス会社に連絡するか、使用しているガスコンロのメーカーに問い合わせてみましょう。

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