シャッターが開かない!閉まらない!5つの確認事項と対処法(電動・手動別)
お店や自宅のシャッターが急に「開かない!閉まらない!」というトラブルは、シャッタートラブルの中でもよくある事例です。
今までスムーズに動いていたシャッターが急に動かなくなると、どのように対処したら良いか悩んでしまうことでしょう。急いでいる時は、尚更焦ってしまいますね。
ここでは「シャッターが開かない!閉まらない!」という時に、まず確認して欲しい5つのことと、自分で出来る対処法についてご紹介します。
シャッターが動かなくなる原因は、電動か手動かによっても変わります。原因によっては自分で対処することもできますし、ちょっとしたことで正常に作動する可能性もありますよ。
シャッターが開かないor閉らない時の5つの確認事項
1.電源を確認してみる(電動シャッターの場合)
シャッターが動かない原因として、電動式シャッターによくあるのが電源がオフになっていることです。ブレーカーが落ちていて、シャッターが開かないケースもあります。
初歩的なことに思われるかもしれませんが、実は電動シャッターが動かない原因として、意外と多い理由のひとつなのです。電動シャッターが動かなくなった場合、まずは電源を確認してみましょう。
また、外から開けようとする場合、中でブレーカーが落ちていて作動しないケースもあります。その場合には、電動シャッターを手動で動かして開閉する必要があります。
台風や豪雨などの影響でシャッター内部へ水が入り込み、電源がショートするというトラブル事例もあります。電源のショートが原因である場合、入り込んだ水が乾くことで、自然と動くようになることも。この場合は、しばらくは手動で動かすようにして、様子を見る必要があるでしょう。
※ブレーカーの「半落ち」に注意!
一般的に、ブレーカーはスイッチのON/OFFで切り替えますが、スイッチの緩みなどが原因で、一見ONに見えてもONになってないことがあります。何度かカチカチして、しっかりとONにすることもチェックしましょう。
2.うっかり「鍵をかけっぱなし」(手動シャッターの場合)
手動シャッターでよくあるのが、うっかり「鍵をかけっぱなし」です。当り前ですが、鍵をかけっぱなしでは、シャッターを開けようとしても閉めようとしても動きません。
しかし、早朝や夕暮れ時など周囲が暗い状況だと、鍵がかかっているかどうか確認しずらく、うっかりが増えます。急いでいるときには、特によく起こりがちです。
また、鍵の挿しっぱなしが原因となることも。開閉時に鍵が引っかかるため、動かなくなります。鍵が挿さった状態のまま動かすことは、鍵穴の故障や鍵自体の故障につながるので注意しましょう。
3.サビや異物が混入していないか
シャッターがサビていたり、異物が混入していていないかも確認しましょう。サビは長期間の使用による経年劣化が原因で付着します。
主にサビや異物が混入しやすいのは次の部分。
・天井部分のシャッターケース
・両端のガイドレール
ガイドレールとは、シャッターの両サイドにある隙間のことで、サッシと同じような役割りを果たしています。
サビに対しては、潤滑油をさすなどの対処が必要となってきます。異物が混入している場合は、異物を取り除く必要があります。ホコリがたまっている場合は、掃除機などでホコリを吸い取る必要があります。
ガイドレールだけではなく、鍵穴やシャッターの施錠・解錠レバーの隙間なども異物やホコリがたまりやすいのでチェックして下さい。
4.シャッターが変形しているか
シャッターが変形していると動きがをスムーズに行えなくなります。シャッターの変形は、主に次の2つのポイントに注目してください。
・シャッター板(スラット)・・・シャッター板が変形しているとスムーズに動作しなくなります。もともと端の部分は弧を描くように曲がっていますが、それ以上に曲がってしまったり、破損などがある場合は、正しい開閉の動作が行えなくなります。
・ガイドレール・・・電車のレールのように天井から地面まで伸びていますが、ガイドレールが歪んだり曲がったり変形していると、シャッターの開閉が正しく行われません。
シャッターの変形が原因の場合、力尽くで無理矢理シャッターを動かすと、さらなる故障をまねく可能性があるので注意が必要です。
5.引っかかりがあるか
シャッターの開閉時に、引っかかる感じはあるかどうかも確認しましょう。引っかかる原因はさまざまですが、経年劣化が原因であることが多いです。
経年劣化によって、部分的に爪のように伸びてしまい、開閉時にスラット本体を引きずってしまうことがあります。
・シャッターに引っかいたような跡がある。
・キィ~~という甲高い音がする。
このような場合、経年劣化によってシャッターが開閉しにくくなっていますので、状況に応じたメンテナンスが必要になってきます。
自分で出来る!シャッターが開かないor閉らない時の対処法
シャッターが開かない・閉まらないトラブルに対しては、ケースによっては自分で解決することができます。まずは、次のような方法で対処してみましょう。
1.潤滑油を利用する
サビなどが原因でシャッターの動きが悪いときは、潤滑剤を使うことで開閉しやすくなります。シャッターのスラット部分や両端のガイドレールに潤滑油を使用して、動きをなめらかにしていきます。ホコリやゴミを綺麗に取った後に、潤滑油を使いましょう。
潤滑油にも複数の種類がありますが、洗浄作用が強いものには要注意!もともとシャッターに塗ってある潤滑成分を洗い流してしまうことがあります。
また、揮発性の高いものだと油分が飛んでしまい、逆にサビの原因となってしまうことがあります。シャッターに適した潤滑油を選ぶようにしましょう。
2.徹底的に掃除をする
ホコリやゴミなどが溜まっているようであれば徹底的に掃除をして、余計なものを取り除きましょう。ホウキや掃除機などので大きめのホコリやゴミを取り除き、濡れた布でピカピカに拭き上げていきます。
電動シャッターの場合、ゴミやホコリなどが原因でセンサーが誤作動を起こし、シャッターが開閉できなくなっている可能性があります。ゴミやホコリを綺麗に拭き取ることで、センサーの動きを正常に戻すことが出来るでしょう。
3.他の原因への対処は専門業者に任せることをオススメします
自力でできる対処法としては、綺麗に掃除をして、潤滑油で動きをなめらかにすることくらいです。
シャッターのサビがひどかったり、何らかの外部要因で変形が見られるような場合は、無理することなく専門業者に依頼することをオススメします。ちょっとしたサビならご自身でサビを取って塗装することでも解決できますが、サビが進んでしまっている場合や広範囲に及ぶ場合は自力では難しい作業になってきます。変形だとさらに自力作業は困難となるでしょう。
まとめ
以上、シャッターが開かない・閉まらないトラブルについて、原因や自分でできる対処法をご紹介しました。
まずは「電源を確認してみる」「鍵をかけっぱなし」という、うっかりがないか確認してみましょう。他にも、ゴミや異物、ホコリなどの汚れが原因だったり、変形が原因だったりします。ご自身のシャッタートラブルの原因をしっかりと見極めて、それに応じた対処法を施すことが大切です。
「何が原因になっているかわからない」ということも多いです。ご自身でできる対処法を実施しても改善が見られない場合には、専門業者への修理依頼をご検討ください。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。