災害対策

玄関ドアの鍵がかかりにくい!回りにくい!正しい対処方法やNG行動まとめ

「最近、玄関ドアの鍵がかかりにくくて…」

「鍵が回りにくい!うまく回らないことがある…」

「鍵を刺しにくくなってしまった…」

そんな鍵のトラブルでお困りではありませんか?

鍵は家の中でも使用頻度の多い部位ですから、異物が入ったり経年劣化したり、さまざまな原因で動作不良を起こすことがあります。急いでいるときに鍵がかかりにくいと、不便を感じることも多いでしょう。

壊れているわけではないからと、自分なりに動作不良を改善しようとして、かえって悪化させてしまうケースもよくあります。

この記事では、玄関ドアの鍵が「かかりにくい・回りにくい・刺しにくい」原因や、自分でできる対処方法、絶対にやってはいけないNG対処方法などご紹介します。

玄関ドアの鍵がかかりにくい・回りにくい4つの原因とは?

1.汚れている!鍵穴にホコリや砂などが溜まっている

実は、玄関ドアの鍵がかかりにくい、回りにくい、刺しにくいという場合、原因の多くは鍵穴の汚れにあります。

鍵はとても精密な仕組みになっていますので、鍵穴にホコリや砂などが溜まっている状態だと、鍵と鍵穴とのかみ合わせが悪くなり、鍵が回りにくくなったり刺さりにくくなってしまいます。

多くの人が当てはまると思いますが、「今までの人生で鍵穴のお掃除やお手入れをしたことがない」という人がほとんどでしょう。

鍵の耐用年数は約10年といわれていますが、毎日使うものですから、もっと早く寿命がくることも十分にあります。寿命を延ばすためには、お掃除やお手入れ、定期的なメンテナンスが大切なのです。

2.潤滑剤が減ってきている

鍵を長い間にわたり抜き差しすると、鍵穴の中の潤滑剤が磨り減ってしまい、鍵が引っかかることで、刺さりにくくなったり回りにくくなる場合があります。

3.鍵や鍵穴(シリンダー)に問題がある

鍵や鍵穴(シリンダー)に不具合が起こっていると、鍵がかかりにくくなったり、回りにくくなることがあります。

スペアキーであれば問題なく鍵が回る場合は、普段使いの鍵が曲がったり変形している可能性が考えられます。また、男性の場合、ポケットに鍵を入れていることが多いと思いますが、ポケットの中の繊維やホコリなどが鍵の凹凸部分に付着して、鍵が回りにくくなっている可能性もあります。鍵の汚れですね。

スペアキーでも鍵が回りにくい場合、鍵穴に不具合が起こっていると考えられます。上で書いたように、鍵穴の汚れや潤滑剤の減りが原因であることが多いです。

4.錠受けや錠ケースなどの部品に問題がある

錠受けは、鍵をかけたときにドアから突き出る部分の「受け口」になっている部品です。長年の使用によって錠受けの位置がズレてしまうと、鍵がかかりにくくなる可能性があります。

錠ケースは、ドアの中の部品にある「錠前本体」の部品です。中の部品が削れたり曲がったりしていると、鍵の動作不良を起こすことがあります。また、鍵穴を固定している部分にガタつきがあるなどでも、不具合を起こすことが。

絶対にやってはいけない!けどやってしまいがちな4つのNG行動とは?

1.力づくで鍵を動かそうとする

急いでいるときについやってしまいがちな行動が、「力づくで鍵を動かそうとすること」です。出勤で外出するとき、「鍵が刺さるけど回らない!」なんて場合、無理やりにでも回したくなる気持ちは分かりますが…

・鍵が曲がってしまう
・鍵が折れて鍵穴から出せなくなる
・鍵穴側が傷ついて故障してしまう

などの、さらなるアクシデント・状況悪化の可能性があります。鍵が回りにくいときは、力づくで動かそうとはせず、まずは自分でできるメンテナンス方法を実践してみましょう。

2.食用油や鍵穴用以外の潤滑剤を使う

鍵穴の滑りを良くしようと考え、食用油や鍵穴用以外の潤滑剤を使ってしまうケースもあります。しかし、油や潤滑剤がホコリを吸着してしまい、さらに鍵穴にホコリや汚れが詰まってしまい、状況を悪化させてしまう可能性があります。

鍵穴の中は精密な構造になっていますので、ホコリやゴミにはとても弱いのです。鍵穴に使用する潤滑剤は、「鍵穴専用」以外のものは使用しないようにしましょう。

3.鍵穴に水分がある状態で鍵穴専用の潤滑剤をさす

鍵穴専用潤滑剤を使用することはとても大切ですが、鍵穴に水分がある状態で注入してはいけません。鍵穴専用の潤滑剤はパウダー状になっておりホコリが付着しにくい性質がありますが、鍵穴に水分が入っている状態だと、鍵穴の中で小さな塊となり、鍵の動きが悪くなってしまうのです。

鍵穴専用潤滑剤を使うタイミングがポイント!雨天時などは使用を控えるようにしましょう。

4.爪楊枝や針金などで鍵穴をグリグリする

鍵穴の汚れを掃除しようとして、爪楊枝や針金などの細いもので、鍵穴内部をグリグリしてしまうケースもありますが、これも絶対にやってはいけません。

鍵穴はデリケートで傷つきやすいです。尖った先端で内部を傷つけやすいですし、爪楊枝などの差し込んだものが中で折れてしまうこともあるでしょう。掃除機で吸い取るなど、内部を傷つけない優しい方法を選択することが大切です。

玄関ドアの鍵がかかりにくい・回りにくいときの正しい対処方法

玄関ドアの鍵の調子が悪いときは、鍵に優しい方法で対処していきましょう。自宅にあるグッズや近所のホームセンターで手に入るグッズで十分に対処できます。

1.鍵の汚れを歯ブラシで落とす

まず、使わなくなった歯ブラシを使って、鍵の汚れの清掃を行いましょう。鍵の溝や凸凹部分など、優しくブラッシングしていきます。ディンプルキーなど防犯性の高い鍵は、構造上、ホコリが溜まりやすくなっています。定期的にブラッシングしてあげると、鍵の動作不良対策になるでしょう。

2.掃除機で鍵穴のホコリやゴミを吸い取る

掃除機のヘッドの部分を取って、鍵穴に押し付けた状態で、鍵穴に掃除機をかけましょう。左右に揺らすとホコリやゴミが吸い取りやすくなります。

☆エアダスターを使うのもオススメ!

パソコンのキーボードの掃除に使う「エアダスター」というグッズがありますが、エアダスターで鍵穴のホコリやゴミを吹き飛ばす方法もあります。ホームセンターなどで400円~500円程度で購入できますし、100円ショップでも販売されていることがあります。

3.鉛筆で鍵と鍵穴のメンテナンスをする

鉛筆の芯には黒鉛が含まれています。鍵に黒鉛が付着することで、鍵の滑りを良くすることができます。潤滑油の代わりになるのです。鍵に鉛筆を塗る対処方法は、大手鍵メーカーも推奨しているので安心です。濃い黒鉛筆には、よりたくさんの黒鉛が含まれるので、「2B」などの種類を選ぶと良いでしょう。

作業手順は次の通り↓

1.歯ブラシで鍵の汚れを落とす。
2.鍵のくぼみや刻み、切り込み部分、凹凸部分などを鉛筆の芯でなぞる。
3.その鍵を鍵穴に差し込み、抜き差しを何度か繰り返す。
4.鍵がスムーズに動くようになったら、乾いた布で綺麗に拭き取る。

なぞる時は強めにがポイント!黒鉛をたっぷり付着させるイメージでなぞりましょう。

4.鍵穴専用の潤滑剤を使う

鍵穴の滑りや汚れが原因で鍵が動作不良を起こしているのであれば、鍵穴専用の潤滑剤を使うことで多くの場合解決できるでしょう。

作業手順は次の通り↓

1.掃除機やエアダスターで鍵穴のホコリやゴミを取り除く。
2.鍵穴専用の潤滑剤を鍵穴にスプレーする。
3.鍵を鍵穴に差し込み、抜き差しをを繰り返して馴染ませる。
4.鍵がスムーズに動くようになったら、潤滑剤を拭き取って完了。

鍵穴専用の潤滑剤は、お使いの鍵メーカーが製造している潤滑剤もあります。その場合は、当該メーカー品の潤滑剤を使用するのがオススメです。

5.錠受けや錠ケースなどのメンテナンスをする

錠受けの位置が緩んでズレている場合は、位置を調節してネジを締めなおす。鍵穴を固定している部分にガタつきがあるなら、ガタつかないようにネジを締めなおす。など、状況に応じたメンテナンスをしましょう。

自力での作業が難しい場合、素人作業で状況が悪化する可能性もありますから、専門の業者に相談することをオススメします。

■(小見出し)6.鍵や鍵穴自体に問題がある場合は鍵業者に相談する

鍵が曲がっていたり、鍵穴の内部が傷ついているような場合は、お掃除や潤滑剤で滑らかにしても不具合が改善されることはありません。専門の鍵業者へ連絡して、修理依頼することをオススメします。

玄関ドアの鍵は定期的にメンテナンスしましょう!

以上、玄関ドアの鍵が「かかりにくい・回りにくい・刺しにくい」原因や、自分でできる対処方法、絶対にやってはいけないNG対処方法などお伝えしました。

もし、玄関ドアの鍵が「かかりにくい・回りにくい・刺しにくい」という状態になったら、歯ブラシや掃除機などで鍵と鍵穴のお掃除をし、鉛筆や潤滑剤を使って滑らかにして状況改善を試みましょう。くれぐれも潤滑剤は鍵穴専用のものを使ってくださいね。

多くの場合はこの方法で解決できるはずですが、鍵が変形していたり、鍵穴内部が傷ついていたりすると、自分でのメンテナンスで鍵を直すのは難しいですから、早めに鍵業者に相談することをオススメします。

日ごろからメンテナンスをしておくことで、鍵の寿命を延ばすことができますし、動作不良の可能性に早く気付くことができます。いざという時に焦らずにすむように、玄関ドアの鍵は定期的にメンテナンスしましょう。

 

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