大雨の日にエアコンから水漏れが!主な3つの原因と対処法
「エアコンからポタポタと水が垂れてくる…」
「エアコン付近に、水が滴り落ちている…」
「雨の日に限って、エアコンから水漏れが…」
このようなトラブルでお困りではありませんか?
エアコンの水漏れの原因はたくさんありますが、このページでは特に「雨の日のエアコンの水漏れ」に注目して、原因と対処法をお伝えしていきます。
【原因①】大雨によるエアコンの水漏れは雨漏りの可能性が!
「大雨の日にエアコンから水漏れが!!」
そんな場合、まずどのあたりから水漏れをしているのかチェックしてみましょう。エアコン本体には水滴がついておらず、エアコンを設置している壁から水滴が発生しているようであれば、それは雨漏りによるものだと考えられます。
エアコン設置部分の壁の隙間から雨水が侵入するというケースです。
エアコン設置部分の壁から雨漏りがおこる原因
ズバリ!ほとんどの原因は「配管の穴あけ施工不良」です。
ご存じかと思いますが、エアコンには室外機と室内機があって、この2つは配管で繋がっています。この配管によって空調が行われるため、エアコン設置の際には、必ず配管を通すための穴をあける必要があります。
この穴が、雨の日にエアコンからの雨漏りする主な原因となります。
配管を通すための穴は「スリープ穴」と呼ばれ、エアコンのメーカーや種類によって「幅」や「位置」は千差万別です。ですので、住宅を建てるときにあらかじめスリープ穴が取り付けられることは少なく、多くの場合、エアコン設置時にエアコンに合わせて穴をあけることになります。
・スリープ穴の出来栄えが業者や作業員の技術力に左右されること。
・エアコン設置業者は住宅の専門家でないこと。
・家の構造を無視して穴をあけられる可能性があること。
・スリープ穴部分の防水加工が十分に行えていないこと。
などなどの理由によって、ちょっとした隙間ができることが多く、雨漏りの原因となるわけです。
なお、エアコンを取り付けたばかりであっても、新築の住宅であっても、スリープ穴が原因となるエアコン部分からの雨漏りは十分に起こり得ます。
対処法は?専門業者に依頼して直してもらう。
残念ながら、エアコンのスリープ穴が原因による雨漏りは、自力で直すのは難しいです。専門家に頼んで直してもらう必要があるでしょう。
依頼先としては、基本的にはエアコンを取り付けてくれた施工業者がオススメです。エアコンを取り付けた業者さんであれば、工事の際の状況をよく把握しているため、雨漏りの原因箇所も特定しやすく、作業をスムーズに進めることができるからです。
まずはエアコン取り付けの施工業者にアプローチしてみましょう。
【原因②】配管をつたって雨水が侵入することでエアコンの水漏れに!
普段はエアコンの水漏れはないけど、雨が降る時にばかり水漏れが発生する場合、屋外の雨が配管をつたって室内機側へ侵入して雨漏りしている可能性もあります。
配管を保護する断熱材やテープの経年劣化が原因?
エアコンの室内機と室外機とは、冷媒配管という配管でつながっています。
配管の一部は屋外を通っていますが、紫外線や雨風のダメージから守るために断熱材やテープで保護されています。保護されているため、雨が降っても配管のなかに水は侵入してきません。
ところが、長年の使用によって経年劣化し、紫外線や雨風のダメージを受けてボロボロになっていることがあります。すると「劣化した断熱材やテープの隙間から雨水が侵入し、配管をつたって室内機側へ水が漏れ出る」という雨漏りにつながるのです。
特にゲリラ豪雨によって、このようなケースが起こりやすくなっています。少々の雨水なら配管を保護する断熱材やテープが劣化していても雨漏りにはつながりませんでしたが、ゲリラ豪雨ともなると、雨水の量と勢いは普段の雨とは段違いです。配管を伝って室内機側へ雨水が侵入する可能性が高まるのだと考えられます。
「エアコンから水漏れがあるけど、そういえば昨日は雨だったな…」
「雨の日に限って水漏れがある…」
という場合には、【エアコンの水漏れ×断熱材や保護テープの経年劣化×雨漏り】の因果関係を疑ってみると良いでしょう。
対処法は?専門業者に依頼して直してもらう。
エアコンの水漏れの原因が、配管を保護する断熱材やテープの劣化によるものである場合、それらの修理が必要です。自力では難しいですから、エアコンメーカーに相談されると良いでしょう。当社で対応できることもあるので、お気軽にご相談ください。
【原因③】エアコンの水漏れの原因の8割はドレンホースにあり
最後にご紹介したいのは、エアコンの水漏れの原因の多くが「ドレンホース」にあるということ。エアコンが水漏れした場合、まずドレンホースをチェックするのが王道です。
ドレンホースとは?なぜエアコンの水漏れの原因になる?
ドレンホースとは「エアコン内部の水を、外に排出するための排水管」のことです。
空気の温度変化を行うエアコンの内部では、熱交換時に結露が発生します。この結露によってできる水分(ドレン水)は、家の外に排出する必要があります。ドレン水を排出する役割を果たしてくれる配管がドレンホースです。
じゃばら状の細いホースで、室外機の近くにあることが多いです。
ドレンホースは細くて詰まりやすく、エアコン内部のホコリがホース内で引っかかってしまったり、外からゴミが入ったり、さまざまな理由によって詰まることがあります。
ドレンホースが詰まると、水を排出できません。
すると、ドレンホース内において、排出されるべき水が逆流してきて水漏れしてしまうのです。
対処法はドレンホースのお掃除!
ドレンホースが原因によるエアコンの水漏れを解消するためには、ドレンホースの通りをスムーズにすることです。そのためにドレンホースを綺麗にお掃除しましょう。
ドレンホースのお掃除は自力でもできますので、まずはご自身で綺麗にしてみましょう。
まず簡単な方法として、割りばしを使ってゴミを取り除いたり、掃除機で吸い取る方法が考えられます。注意点として、掃除機を使う場合、ドレンホース内の水を吸い取らないでください。水を吸い取ることで掃除機の故障につながってしまいます。
ドレンホース用のサクションポンプを使う方法もオススメです。注射器や水鉄砲の要領で、ドレンホース内のゴミを吸い上げて詰まりを解消します。2,000円~3,000円程度の出費でドレンホースの詰まりを解消してくれる便利グッズです。
また、場合によってはドレンホースの交換が必要になることもあります。自力での作業は難しいので、エアコンメーカーの手を借りて対処してもらうと確実でしょう。
雨漏りによるエアコンの水漏れは専門業者に任せましょう
以上、「雨の日のエアコンの水漏れ」に注目して、原因と対処法をお伝えしました。
基本的にはエアコンの水漏れの原因はドレンホースであることが多いので、まずはドレンホースを疑ってみましょう。
普段は全く水漏れがないのに、雨の日にエアコンの水漏れがある場合は「雨漏り」の可能性があります。
・配管の穴あけ施工不良
・配管を保護する断熱材やテープの経年劣化
が原因として考えられます。
雨漏りの場合は自力での修理は難しいので、専門業者へ依頼しましょう。1番確実に水漏れ(雨漏り)を直す方法は、エアコンメーカーへの作業依頼です。
ただし、エアコンメーカーに依頼すると、保証などがついていない場合、思いがけない費用がかかってくることもあります。コストの面も踏まえながら、エアコンメーカーへ連絡してみてください。
当社でも対応、アドバイスできることもあります。困ったことがあればぜひお気軽にご相談くださいませ。
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